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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第77期名人戦A級順位戦 久保利明王将-深浦康市九段 第31局の1

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新年の順位戦

 まだ正月気分も抜けきっていない8日。関西将棋会館の3階にある棋士室に入ると、順位戦C級1組の対局を待つ棋士が大勢いた。「明けましておめでとうございます」とあいさつし合ったが、新年の雰囲気とはほど遠く棋士の表情は凍り付いていた。順位戦のリーグが終盤戦となり、どの棋士も正念場を迎えているのだ。本局、A級の[先]久保-[後]深浦戦も険しい勝負で、まだ1勝の深浦にとっては負けられない将棋。ここまで2勝の久保も3勝目を挙げてA級残留を確定させたい。

 江戸城本丸の御黒書院を模して造られたという関西将棋会館の対局場は「御上段」「御下段」「芙蓉(ふよう)」の三つの部屋がある。対局開始時にはそれぞれのふすまが開け放たれて大広間のように見え、7局の順位戦が一斉に指されている風景は壮観だ。これだけの局数が指されているにもかかわらず、序盤から駒音は時折にしか聞こえてこない。真剣勝負ゆえの一手一手の重みが、小さく響く駒音から伝わってくる。

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【第79期名人戦】

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