胃がんX線検査の隔年化に異論 「早期発見可能性が低下」宮城県対がん協会が指摘

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 国が推奨する胃がん検診が、2016年度に「エックス線検査を毎年」から「エックス線か内視鏡検査のどちらかを1年おき」に改められたが、エックス線検査の間隔を毎年から隔年に広げるとがんを早期発見できる可能性が低くなるとの研究結果を、宮城県対がん協会がまとめた。「隔年化は慎重にすべきだ」と指摘している。

 胃カメラを使った内視鏡検査はエックス線検査よりがん発見の精度が高いとされ、16年度の検診から自治体が内視鏡も選べるようになった。間隔は検査に伴う事故のリスクなどを考慮し原則2年に1回に変わったが、間隔の違いと効果の関係に着目した詳細なデータはなかった。

 同協会がん検診センターは、02~14年度に県内でエックス線検査により胃がんが見つかった4975人の検診履歴を分析。その結果、1年前にも検診を受けていた患者(3098人)は40.2%が内視鏡で治療可能な早期がんだったが、2年前受診者(531人)は早期がんの割合が35.0%、3年前受診者(186人)は32.3%に下がり、逆に進行がんの割合が上がった。

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