文楽や歌舞伎で知られる名作を再構成する「木ノ下歌舞伎」の新作「糸井版 摂州合邦辻(せっしゅうがっぼうがつじ)」が、2月10、11の両日、京都市左京区のロームシアター京都サウスホールで上演される。
ロームシアター京都がレパートリーとして製作する音楽劇。現代における歌舞伎作品の上演の可能性を探る京都の団体「木ノ下歌舞伎」主宰の木ノ下裕一と、歌と踊りを多用した「妙(みょう)ージカル」と称する作品群で知られる東京の団体「FUKAIPRODUCE羽衣」の糸井幸之介が、上演台本を共同執筆。木ノ下が監修・補綴(ほてつ)、糸井が演出と音楽を担当する。
「摂州合邦辻」は1773年に大坂で初演された浄瑠璃作品。河内国(現在の大阪周辺)の大名の次男、俊徳丸は、異母兄弟の兄に疎まれ、継母の玉手御前からは恋慕される。ある時、玉手から勧められた酒を飲むと突然病に倒れ、失明。絶望して失踪する--。
この記事は有料記事です。
残り353文字(全文743文字)
毎時01分更新
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「巣ごもり」需要の高まり…
1月22日に発効する核兵器禁止条約について、アニメーション…
新型コロナウイルスの急速な感染拡大で各地の病床が足りなくな…