統計不正報告、信頼性揺れ 閉会中審査で身内調査に批判

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参院厚生労働委員会で毎月勤労統計の不正調査問題について質問を聞きながら事務方と話す根本匠厚生労働相(手前)=国会内で2019年1月24日午後3時57分、川田雅浩撮影
参院厚生労働委員会で毎月勤労統計の不正調査問題について質問を聞きながら事務方と話す根本匠厚生労働相(手前)=国会内で2019年1月24日午後3時57分、川田雅浩撮影

 厚生労働省が公表する「毎月勤労統計」の不正調査問題を審議した24日の衆参両院厚労委員会の閉会中審査で、有識者で作る同省の特別監察委員会が22日に公表した報告書について、一部の調査対象者への聞き取りは同省職員が行っていたことが明らかになった。監察委は設置から1週間で「組織的隠蔽(いんぺい)は認められなかった」と結論付けたが、厚労委員会では与野党双方の議員から、監察委の第三者性や信頼性を疑問視する声が相次いだ。

 根本匠厚労相は両委員会の冒頭、「こうした事態を起こしたことは極めて遺憾であり、国民の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」などと改めて謝罪した。

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