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当事者「差別に目向けて」 性別変更の手術条件合憲で

家庭裁判所への性別変更申立件数の推移

 性別変更の手術条件を定めた法規定について合憲と判断した23日付の最高裁決定。「違憲の疑いがある」とした補足意見も踏まえ、審判を申し立てた人は「残念な気持ちだ」と受け止めつつ、今後の議論に期待した。他の性的マイノリティーの当事者も「社会の差別に目を向けるきっかけに」と訴えた。

 「体に対する違和感からではなく、社会からの偏見や差別を避けるために戸籍上の性別を変更しようとして、やむを得ずに手術を受ける当事者は多い」。トランスジェンダーの当事者で、若者支援に取り組む遠藤まめたさん(31)は明かす。今回の決定では、当事者に対する適切な対応を求めた補足意見に注目し「手術による体への負担などから性別変更していない当事者も少なくない。今回の決定が社会的な差別に目を向けるきっかけになってほしい」と話した。

 一方、性的少数者の支援に取り組む清水皓貴(ひろき)弁護士(東京弁護士会)は「残念な判断。仮に性別変更前の性の生殖機能によって子が生まれたとしても混乱が生じるとは思えない。当事者の権利より、社会の漠然とした不安感を漫然と認めた決定」と批判。補足意見については「適切な内容だが、ここまで言うなら違憲判断に踏み込んでほしかった」と語った。

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