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厚生労働省の「毎月勤労統計」の不正調査をめぐり、政府統計のあり方が改めて問われている。なぜいいかげんな調査をしてはいけないのか。統計の「司令塔」ともいえる政府の統計委員会の初代委員長で「歴史と統計学」の著書もある統計学者、竹内啓(けい)東大名誉教授(85)と、統計の重要性と歴史的な意味を考えた。【佐藤丈一/統合デジタル取材センター】
「統計全般や省庁間の相互信頼にかかわる話であり、極めて重大な問題です。調査手法をごまかした理由がいまだにはっきり分かっていません。データを真剣に取り扱う姿勢が欠けてきているのではないでしょうか」
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