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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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第91回選抜高校野球

札幌大谷、サクラ咲く 札幌第一、ナイン歓喜(その1) /北海道

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センバツ出場が決まり、船尾隆広監督を胴上げして喜ぶ札幌大谷の選手たち=いずれも札幌市で、和田大典撮影
センバツ出場が決まり、船尾隆広監督を胴上げして喜ぶ札幌大谷の選手たち=いずれも札幌市で、和田大典撮影

 <2019 第91回センバツ高校野球>

 25日にあった第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会で札幌大谷(札幌市)は初めて、札幌第一(同)は2年ぶり3回目の出場が決まった。吉報が届くと、両校の選手たちは歓喜の声を上げ、夢舞台での活躍を誓った。21世紀枠の道地区候補校だった釧路湖陵(釧路)は選ばれなかった。大会は3月23日、阪神甲子園球場で開幕。対戦校は同15日に決まる。【土谷純一、澤俊太郎、平山公崇】

札幌大谷、初出場

 午後3時すぎ、理事長室に電話のベルが鳴り響いた。緊張した面持ちの種市政己校長が受話器を取り「ありがたくお受け致します」と返答。野球部員には種市校長から出場決定が伝えられた。

札幌大谷の校舎に掲げられたセンバツ出場決定の垂れ幕 拡大
札幌大谷の校舎に掲げられたセンバツ出場決定の垂れ幕

 初の甲子園出場に沸く選手たちは、雪が降り積もる中、船尾隆広監督を胴上げしたり、帽子投げをしたりして喜びを分かち合った。

 エース・西原健太投手(2年)は「秋の全道大会から、すごく充実した日々を送ってこられた。センバツでは、全国の強い選手たちと対決したい」、太田流星投手(同)は「神宮大会のあと、球速アップを目標に練習している。甲子園でも自分の力を発揮したい」と意気込んだ。

 1年生にして夢の舞台に挑む佐藤颯馬選手は「昨秋は先輩たちに頼りすぎていた。自分の力で引っ張っていけるような選手になりたい」と意気込んだ。

 創部10年の節目で甲子園に出場することになり、初代監督で、現在は大谷中学・高校・大学の野球部を取りまとめる太田英次総監督は「素直にうれしい。出場を決めたのは今の選手だが、これまでの歴史を積み重ねてきたOBや保護者の方々にも感謝したい」とこの10年を振り返り、目を細めた。

かみ合う投打、成長

 札幌大谷は昨秋の道大会、明治神宮大会で試合を重ねるごとに投打がかみ合い、総合力のあるチームに成長した。

 全道大会は創部10年目にして悲願の初優勝。エース・西原健太投手(2年)と太田流星投手(同)が登板。西原投手は力のある直球を中心とした投球を見せ、右横手投げの太田投手は計26回を自責点2、防御率1・04で投げ抜いた。

 決勝の札幌第一戦では西原投手が二回までに3失点し、太田投手が登板。投球が乱れる場面もあったが、捕手の飯田柊哉主将(同)が落ち着かせ、優勝へと導いた。打線は4番の西原投手、中軸の石鳥亮選手(同)が適時打を量産し、石鳥選手は準決勝の駒大苫小牧戦で5打点と逆転勝利に貢献した。

 初出場した明治神宮大会でも、決勝で1失点の西原投手、準決勝で八回まで無安打投球の太田投手らの好投で大量得点を許さず、決勝では北本壮一朗選手(同)の逆転打で頂点に立った。


 ◆札幌大谷

創部から10年目

 1906年に私立北海女学校として創立。48年には中学校が開設され同年、札幌大谷学園となった。2009年、男女共学に変わり野球部が創部され、10年の節目で初の甲子園出場が決まった。卓球部、フェンシング部などが強豪。OBに04年のアテネパラリンピック・アーチェリー銀メダルの磯崎直美選手ら。


 ◆昨秋の戦績◆

秋季道大会

2回戦 5-2 滝川西

3回戦 5-1 白樺学園

準決勝 7-6 駒大苫小牧

決勝  9-6 札幌第一

神宮大会

1回戦 6-5 龍谷大平安(京都)

2回戦 7-3 国士舘(東京)

準決勝 5-2 筑陽学園(福岡)

決勝  2-1 星稜(石川)

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