特集

第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

特集一覧

第91回選抜高校野球

高松商、夢舞台へ 県勢2年連続出場 平成最後に頂点狙う /香川

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
センバツ出場が決まり喜びを爆発させる高松商の選手=高松市松島町1の同校で2019年1月25日、岩崎邦宏撮影
センバツ出場が決まり喜びを爆発させる高松商の選手=高松市松島町1の同校で2019年1月25日、岩崎邦宏撮影

 <2019 第91回センバツ高校野球>

 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3月23日に開幕する第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が25日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社のオーバルホールであり、高松商(梶正司校長)の3年ぶり27回目の出場が決まった。昨秋の県大会、四国大会で優勝、明治神宮大会でも4強入りした実績が高く評価された。県勢のセンバツ出場は昨年の英明に続き2年連続。高松商は前回出場の第88回大会で準優勝しており、選手たちは平成最後となる夢舞台で頂点を狙う。組み合わせ抽選会は3月15日。【潟見雄大、岩崎邦宏、山口桂子】

 投手陣を中心にした堅守としぶとい打撃で接戦をものにし、センバツへの出場権を勝ち取った。

 左右2枚看板へのチームの信頼は厚く、エース番号を託された左腕・香川卓摩投手(2年)は最速141キロの直球とキレのある変化球が武器。昨秋からの県大会、四国大会、明治神宮大会で9試合に登板、4完投した。右腕・中塚公晴投手(同)は制球が良く安定感があり、7試合に登板し防御率2・18。共に無失策の二塁手・谷口聖弥(1年)、遊撃手・大塚慶汰(2年)両選手を中心に投手陣をもり立てた。

 チーム打率は公式戦11試合で3割2分5厘。113安打のうち単打が83を数え、「つなぐ野球」が徹底されている。長打力も備える4番・立岩知樹選手(2年)や、チームトップの11打点で勝負強さが魅力の5番・浅野怜選手(同)らが打撃の中心。1番・飛倉爽汰主将(同)は8盗塁と、足でもチームを引っ張った。

 25日、授業を終えた選手らはユニホーム姿でグラウンドへ集まり、吉報を待った。「出場決定」の知らせが学校へ届いたのは午後3時37分。校長室で電話を受けた梶校長は「喜んでお受けします」と答え、早速選手たちに報告した。

梶正司校長(右)から激励を受ける高松商の選手ら=高松市松島町1の同校で2019年1月25日、岩崎邦宏撮影 拡大
梶正司校長(右)から激励を受ける高松商の選手ら=高松市松島町1の同校で2019年1月25日、岩崎邦宏撮影

 飛倉主将は「素直にうれしい。気を抜かず、もう一度気持ちを引き締めたい。自分たちの課題は打撃。センバツまでに力を付けて優勝を目指す」。香川投手は「自覚を持って練習していく。個人としてはエースにふさわしい投手になり、チームの目標である全国制覇を達成したい」と気持ちを新たにしていた。

 出場決定を受け、野球部OBや後援会関係者らからも激励の言葉が送られた。

 OB会「高商倶楽部」の山口冨士雄会長(76)は「自己管理に注意してベストコンディションで大会に臨み、試合を楽しんでほしい」。野球部後援会の真鍋健彦副会長が「1試合でも1イニングでも多く、元気あふれるプレーを見せてほしい。センバツを人生の良き思い出にして」との齋藤和良会長のメッセージを代読した。

 高松商は夏の甲子園にも19回出場。春、夏ともこれまで2回ずつ優勝を果たしている。

特別号外を配布

配布された号外を読む高松商の生徒ら=高松市の同校で2019年1月25日、山口桂子撮影 拡大
配布された号外を読む高松商の生徒ら=高松市の同校で2019年1月25日、山口桂子撮影

 ○…高松商のセンバツ出場が決まり、同校のグラウンドでは毎日新聞の特別号外300部が配られた。野球部を見に集まっていた生徒や保護者らは号外を受け取ると、「すごい!」などと声を弾ませながら喜んだ。商業科3年の玉岡明香里さん(18)は「とてもうれしい。甲子園に応援に行きたい」と笑顔で話した。徳永悠菜(はるな)さん(18)は「古豪復活と言われるように、優勝目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

市役所に懸垂幕

 ○…高松商のセンバツ出場が決まった25日、高松市は本庁舎に「祝 甲子園出場」と記された懸垂幕(縦8メートル、幅0・9メートル)を掲揚した。市民の間で応援の機運を高め、野球をはじめとしたスポーツへの関心を高めてもらうのが狙い。懸垂幕は高松商が勝ち進む限り掲揚し続ける。準優勝を果たした第88回大会の際は「祝 甲子園準優勝」という懸垂幕を改めて掲げた。市の担当者も「そういう事態になったらいいですね。検討します」と期待していた。


 ◆学校プロフィル

ヨット部は全国優勝

 1900年に「高松市立高松商業学校」として創立。商業科、情報数理科、英語実務科がある全日制課程では941人(男子345人、女子596人)、商業科のみの定時制課程では37人(男子18人、女子19人)が学ぶ。卒業後の進路は大学進学や就職など多岐にわたる。

 野球部は1909年に創部し、現在は部員46人(2年生21人、1年生22人、マネジャー3人)。夏の甲子園にも19回出場し、優勝は春2回、夏2回。野球部OBにプロ野球・巨人で監督も務めた故・水原茂氏らがいる。

 今年度はヨット部が全国優勝、昨年度は書道部が中四国で準優勝するなど他の部活動も活発だ。

 高松市松島町1の18の54(087・833・1971)。


 ◆予想メンバーと個人成績◆

 監督・長尾健司 部長・三好明彦

打順 守備位置 氏名    学年 出身中学 身長  体重 試合数 打数 安打 打点 本塁打 三振 四死球 盗塁 失策 打率

3  投手   △香川卓摩 2  志度   165 62 11  41 13  6 0   7   3  1  1  .317

9  捕手   ▽新居龍聖 2  飯山   170 67 11  38 11  8 1   4   5  1  2  .289

4  一塁    立岩知樹 2  志度   175 85 10  26  9  8 1   3   1  0  0  .346

7  二塁    谷口聖弥 1  桜町   166 57 11  31 10  4 0   2  11  1  0  .323

8  三塁   ▽篠原一球 1  満濃   167 63 10  30  5  3 0   5   3  2  5  .167

2  遊撃    大塚慶汰 2  桜町   174 62 11  35 11  5 0   2   8  3  0  .314

6  左翼    岸本将翔 2  紫雲   179 82 11  34 12 10 0   4   7  1  0  .353

1 ◎中堅    飛倉爽汰 2  龍雲   167 61 11  51 20  9 0   7   2  8  0  .392

5  右翼    浅野怜  2  坂出東部 166 62 10  32 16 11 1   6   2  0  0  .500

   補     中塚公晴 2  桜町   172 71  7  10  1  1 0   2   2  0  1  .100

         岡井祐斗 2  桜町   171 77  7  15  5  1 0   2   6  0  0  .333

         石丸圭佑 2  香南   168 70  3   3  0  0 0   1   2  0  0  .000

         安部祐慧 2  屋島   175 91  2   2  0  0 0   0   0  0  0  .000

        ▽島成来  2  屋島   169 57  5   0  0  0 0   0   0  1  0   -

         古市悠八 2  太田   172 69  -   -  -  - -   -   -  -  -   -

        ▽長尾和真 1  三木   171 65  -   -  -  - -   -   -  -  -   -

        ▽美濃克尚 1  古高松  177 64  1   0  0  0 0   0   0  0  0   -

         花岡海音 2  直島   167 59  -   -  -  - -   -   -  -  -   -

         上田蓮  1  丸亀西  171 83  -   -  -  - -   -   -  -  -   -

         川原稜矢 2  高松第一 170 78  -   -  -  - -   -   -  -  -   -

        △松田光稀 1  桜町   170 60  -   -  -  - -   -   -  -  -   -

 (◎は主将、▽は右投左打、△は左投左打)

 ※チームが主催者に提出した資料による


対戦成績

【公式戦】

秋季県大会

 8-1 高松北

 13-0 飯山

 2-1 三本松

 8-1 小豆島中央

 7-2 英明

 7-4 志度

秋季四国大会

 4-2 明徳義塾

 10-4 高知商

 3-1 松山聖陵

明治神宮大会

 9-6 八戸学院光星

▲4-7 星稜

 11試合10勝1敗(▲は敗戦)

次に読みたい

あわせて読みたい