特集

第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

特集一覧

第91回選抜高校野球

筑陽学園、春初切符 夢舞台で活躍誓う(その2止) /福岡

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
九州大会決勝で最後の打者を打ち取り、ナインと喜び合う筑陽学園の西舘昂汰投手(右)=熊本市のリブワーク藤崎台球場で、上入来尚撮影 拡大
九州大会決勝で最後の打者を打ち取り、ナインと喜び合う筑陽学園の西舘昂汰投手(右)=熊本市のリブワーク藤崎台球場で、上入来尚撮影

 <センバツ甲子園>

 ◆粘り強さが持ち味

昨秋の足跡

 昨秋の九州地区福岡大会では、夏の甲子園出場経験のある強豪の飯塚や九国大付を降し、33季ぶり2回目の優勝を果たした。

 投手陣は、いずれも2年生で右腕の西舘昂汰と西雄大、左腕の菅井一輝の3投手による継投策で勝ち進んできた。西舘投手は145キロ近い直球を武器に、スライダーやカーブなどの変化球も操る。九州地区大会の準々決勝では、昨夏の甲子園に出場した興南(沖縄)相手に、延長十三回タイブレークまでもつれたが、西舘投手が完封して勝利をもぎ取った。

 守備では、強肩の進藤勇也捕手(2年)を中心に、昨秋の九州地区大会決勝の明豊(大分)戦でダイビングキャッチの好プレーでチームを救った中堅手・石川湧喜選手(2年)らが活躍をみせる。打線は、勝負強さに定評がある4番の江原佑哉主将(同)や選球眼のある弥富紘介選手(同)をはじめ、神宮大会2回戦の桐蔭学園(神奈川)戦で福岡大真選手(2年)が本塁打を放つなど長打力も備えている。

 九州地区大会では、1回戦の小林西(宮崎)と2回戦の興南をサヨナラ勝ちで破る接戦での勝負強さ、決勝では5点差を逆転する粘り強さを見せて同大会初の優勝を成し遂げた。江原主将は「持ち味の粘り強い守備を見せたい」と初のセンバツを心待ちにしている。【宗岡敬介】

 ◆OBに長野選手ら

学校変革

 1923年に九州家政女学校として創立され、48年の学制改革で筑陽女子高校を設置。58年に併設した太宰府高校と筑陽女子高校が65年に統合され、男女共学の筑陽学園高校と改称した。普通科、デザイン科、中高一貫科の3学科がある。デザイン科の卒業生にはフォントデザインで活躍する藤田重信さんがいる。

 野球部は60年創部で、現在の部員は52人。2003年夏に甲子園に初出場した。OBにプロ野球・巨人で活躍し広島へ移籍が決まった長野久義選手や阪神の谷川昌希選手らがいる。サッカー部も盛んで、元日本代表の久保竜彦選手らJリーガーも多く輩出。「人を愛し、人に愛される人間」を校訓に掲げる。【宗岡敬介】


 ◆メンバー

守備 氏名    学年 出身中

投  西雄大   2  田主丸

捕  進藤勇也  2  内浜

一  弥富紘介  2  金武

二 ◎江原佑哉  2  城南

三  福島悠介  2  筑陽学園

遊  中村敢晴  1  大在

左  野田優人  2  元岡

中  石川湧喜  2  田原

右  福岡大真  2  基里

補  西舘昂汰  2  筑紫野

〃  菅井一輝  2  太宰府東

〃  松波律樹  1  粕屋

〃  尼ケ崎裕大 2  花畑

〃  小川将信  1  三国

〃  中上翔一朗 2  多々良中央

〃  比嘉翼   2  あげな

〃  真田賢成  2  野間

〃  西村和葵  1  当仁

〃  藤井健伍  1  大原

〃  中山颯太  1  高生

部長 前田健人(34)

監督 江口祐司(56)

※◎は主将

 ◆大会成績

九州地区大会県予選◇

2回戦  16-2 有明高専

3回戦   9-2 朝倉

4回戦  10-0 香椎

5回戦   3-0 筑紫台

準々決勝  6-1 飯塚

準決勝   8-1 真颯館

決勝    5-3 九国大付

九州地区大会◇

1回戦  1-0 小林西

準々決勝 1-0 興南

準決勝  5-3 大分

決勝   7-5 明豊

明治神宮大会◇

2回戦 10-1 桐蔭学園

準決勝  2-5 札幌大谷

〔福岡都市圏版〕

次に読みたい

あわせて読みたい