出前授業
鯨肉味わう NPOが文化伝える 東京・巣鴨の小学校
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7月に日本近海で商業捕鯨が再開されるのを前に、日本の魚食文化を伝える活動に取り組むNPO法人「海のくに・日本」が25日、東京都豊島区の区立西巣鴨小学校(野村友彦校長)で出前授業を行った。メンバーは日本が昨年末、国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を決めた経緯や理由を説明。全校児童約340人が、給食で竜田揚げなどの鯨肉料理を味わった。
この日の授業には5年生41人が出席したが、クジラを食べたことがある児童は一人もいなかった。海のくにのメンバーは、IWCで日本やノルウェーなど鯨肉を食べる国と、米国やオーストラリアなど鯨肉を食べない国が対立してきたことを説明。白石ユリ子理事長は「日本だけが正義ではない。反対する国にも正義はある。日本は30年以上、反捕鯨国を説得しようと努力したが、だめだったので脱退した」と語りかけた。
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