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ジンバブエで起きている苛烈な弾圧

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警察に逮捕され、裁判所に連行された抗議行動の参加者ら=ハラレ市内で1月16日、AP
警察に逮捕され、裁判所に連行された抗議行動の参加者ら=ハラレ市内で1月16日、AP

 アフリカ南部のジンバブエで、燃料費高騰への抗議に対する苛烈な弾圧が続いている。人権団体は「治安当局の対応はムガベ時代と何ら変わっていない」と批判する。2017年11月のムガベ前大統領の退陣によって、民主化と経済再生への期待が高まったはずの同国で何が起きているのか。

 きっかけは燃料費の高騰だった。ムナンガグワ大統領は1月12日、ガソリン価格を1リットル当たり1・24ドル(約136円)から150%超引き上げて3・31ドル(約363円)にすると発表。一夜にして「世界一ガソリンが高い国」になった。https://www.globalpetrolprices.com/gasoline_prices/World-top10/

 これに対し、労働組合や市民団体は14日から3日間のゼネストを呼びかけた。首都ハラレや第2の都市ブラワヨなどでは多くの市民が呼応し、大半の商店や学校が閉鎖された。主催者は自宅にとどまるよう促したが、自然発生的な抗議デモのさなかに一部の若者が暴徒化して略奪も起きたという。

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