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ストーリー

自殺対策のおとっちゃん(その2止) 死なせてたまるか

日課となっている朝の散歩で、大木に触れる佐藤久男さん。「木の圧倒的な存在感に比べると、人生の悩みがちっぽけに感じるのですよ」と語る=秋田市で、川村咲平撮影

 

 ◆自殺防止 秋田モデルの先駆者

倒産、友の死で立つ

 佐藤久男さん(75)には、70年近くたった今も脳裏に焼き付いた光景がある。

 1951年10月。地元の男性らが玄関を蹴り飛ばし、戸板を担いで自宅の土間になだれ込んできた。戸板には、早朝に自宅を出たまま行方不明になっていた父の民治さん(当時48歳)が横たわっていた。父の死を悟り、7歳だった佐藤さんは母親の膝にしがみついて泣いた。

 真相は分からないが、「自殺じゃないかな。商売で誰かにだまされたのか」との印象が今も拭えない。NPO法人「蜘蛛の糸」理事長として自殺防止に奔走する佐藤さんの原点が、ここにある。

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