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第80期名人戦

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将棋 C級2組 及川六段 今年度絶好調 残り2局、1勝で昇級

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 <第77期順位戦C級2組 及川拓馬六段VS長岡裕也五段>

 49人の大所帯C級2組は、今期も相変わらず昇級争いが厳しい。その中で唯一の全勝者が及川拓馬六段(31)だ。

 及川は昨年度も一昨年度もほぼ指し分けの成績だったが、今年度は絶好調で、ここまで勝率8割を超えていた。

 これだけ勝っているのには理由がある。一つは得意戦法にしている角換わりと相掛かりが将棋界の主流になったこと。研究熱心な及川にとって追い風になった。もう一つは後手番で勝っていることが大きい。2018年度の後手成績は15勝3敗で、公式戦全体では4割7分程度なのだからこれは驚異的だ。先手矢倉や先手中飛車には急戦で攻め倒す。後手の横歩取りには青野流や勇気流で対応する。あらゆる戦型にスキがない。

 ではC級2組9回戦の長岡裕也五段(33)との将棋を見ていただこう。

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