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顔真卿を語る

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伊集院静さん(作家) 個性と強さ、発現

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千福寺多宝塔碑 顔真卿筆 唐時代・天宝11年(752) 東京国立博物館蔵
千福寺多宝塔碑 顔真卿筆 唐時代・天宝11年(752) 東京国立博物館蔵

 遣唐使の時代、彼らが一番欲しがったのが顔真卿の書でした。以来1200年近い間、日本人はその書を手本にしてきました。楷書を例に取ると、最初にその筆法を完成させたのが王羲之(おうぎし)で、顔真卿により個性と強さが出ました。文字に自由さを与えたのです。

 個性と強さの源は彼の生き方にあります。小説では「文は人なり」というが、「書は人なり」とは…

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