女性の社会進出や夫婦間の「家事シェア」が広まり、正しい家事を学びたいとのニーズが高まっている。家事代行サービス「ベアーズ」(東京都中央区)は、家事のノウハウを動画で学べる「家事大学」のオンライン講座を本格的に始めた。
●夫婦の分担難しく
同社によると、核家族化や共働きの家庭が増えたことで、親から子へ家事の仕方を伝える機会が減り、近年は「正しい家事のやり方がわからない」という人が増えているという。実際、ライオン(東京都墨田区)が2013年、20~50代の共働き世帯の男女800人を対象に実施したインターネット調査では、妻の84・5%が家事にやりにくさを感じており、その理由に「正しいやり方がわからない」と答えた人が34・8%と3分の1に上った。
また、この調査では夫の6割近くが「もっと家事に協力して妻の負担を減らしたい」と感じているが、やりにくさを感じる人が6割あまりを占めた。やりにくさの理由は、「正しいやり方がわからない」(43・8%)、「やっても妻に文句を言われる」(34・1%)などだった。夫婦で家事を分担する「家事シェア」の風潮が広がる半面、妻とのスキルややり方の違いがトラブルの原因になっていると調査は指摘している。
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