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厚生労働省が公表する「毎月勤労統計」の不正調査問題で、外部有識者で構成する特別監察委員会(樋口美雄委員長)の委員が行った同省の局長級・課長級職員の聞き取り調査に、同省の定塚(じょうづか)由美子官房長が同席し、質問をしていたことが判明した。同省関係者が明らかにした。監察委の調査を巡っては、一部の職員の聞き取りを同省職員が担ったことが批判を浴び、再調査に追い込まれている。幹部職員の同席も明らかになり、検証の第三者性・中立性が更に疑問視されることは必至だ。
官房長は同省最高幹部の一人で、事務方ナンバー3の立場。人事や不祥事の対応にあたるため、幹部に不正問題の事実関係や認識を問う聞き取り調査の場に定塚官房長が同席し、質問もしたことで、対象職員が都合の悪い内容を答えにくくなった可能性がある。
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