旧優生廃止訴えた女性、同じ障害の娘と共著 多様な社会求め

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出版された「多様性のレッスン」
出版された「多様性のレッスン」

 旧優生保護法(1948~96年)の撤廃を車いすで訴え、母体保護法への改正の一つのきっかけをつくった札幌市在住のカウンセラー、安積遊歩(あさか・ゆうほ)さん(62)が長女の宇宙(うみ)さん(22)と25日、初の共著「多様性のレッスン」(2160円)を出版した。生まれつき骨がもろい障害を持つ2人が、家族との関係や生き方、差別などの悩み相談に回答する内容で、多様性社会の実現を訴える。

 遊歩さんは福島市生まれ。若い頃に旧優生保護法で障害者の命の存在が許されていないことに衝撃を受け、自殺も試みた。94年にはエジプト・カイロであった国連の会議に、日本のNGOで唯一の障害者として参加。国際会議で障害者として初めて旧法撤廃を求めたとされ、各国メディアも大きく取り上げた。

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