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統計不正聴取に厚労省官房長同席 中立性への疑念、更に

特別監察委員会の中立性に疑念が生じている

 厚生労働省が公表する「毎月勤労統計」の不正調査問題で、同省の特別監察委員会(樋口美雄委員長)の外部有識者が行った元局長級職員らの聞き取りに、宮川晃厚労審議官と定塚(じょうづか)由美子官房長の同省の事務方最高幹部2人がそれぞれ同席していたことが判明した。定塚氏は質問もしていたという。

 定塚氏が28日夜、報道陣の取材に応じ明らかにした。監察委の調査では、一部の職員の聞き取りを同省職員が担っていたことが、24日に衆参両院の厚労委員会であった閉会中審査で判明。与野党から批判を浴び、同省は再調査を始めた。

 厚労審議官は同省の事務方ナンバー2、官房長はナンバー3の立場。定塚氏は取材に、元局長級ら5人を聴取したとした上で「隠すつもりはまったくなかった。事務局の一員として自然と考えた。OB職員に対して厚労省の姿勢を示す意味だった」と述べた。宮川氏も3人の聞き取りに同席したと説明したが、「職員が現役かOBか確認できない」とした。

 閉会中審査で、同省は聞き取りの対象は37人で、局長級・課長級の20人は外部有識者の委員、残りの17人は同省職員が聞き取りしたと説明したが、局長級・課長級の聞き取りに幹部が同席したことは明かさなかった。閉会中審査では、報告書のたたき台を事務方が作成していたことも判明したため「身内によるお手盛り調査」との批判が高まり、根本匠厚労相は25日に再調査する方針を示した。

 また、厚労省は28日、野党の要求に応じ、監察委の前身で定塚官房長がトップを務める監察チームを含めた職員らの聞き取り調査の状況を公表した。聞き取り時間は最長が課長級職員への5時間55分で、最短は3人への15分。部局長級の1人にはメールだけで済ませていたことも明らかになった。定塚氏はこの1人について「海外の居住者で、対面調査が難しかった」と説明した。【神足俊輔、大久保昂】

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