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ヒアリ、ワサビで撃退 侵入防止に活用へ

ワサビ成分入りのシートを手に説明する橋本佳明・主任研究員=兵庫県三田市で、粟飯原浩撮影

 南米原産で強毒性の特定外来生物「ヒアリ」の撃退にワサビなどの辛み成分が有効であることを、兵庫県立人と自然の博物館(三田市)の橋本佳明・主任研究員(62)が実験で突き止めた。ヒアリは2017年に国内で初確認され、水際対策が課題。ワサビ成分を含むシートを梱包(こんぽう)材として使い、侵入を未然防止できる可能性がある。国立環境研究所(茨城県つくば市)などと共同研究を進める方針だ。

 ワサビなどの辛み成分「アリルイソチオシアネート」は防虫や抗菌効果があるが、揮発性の高さなどから効用が持続する使い方は難しかった。しかし、成分が徐々に放出されるようにしたマイクロカプセルを使い、東大阪市のベンチャー企業がシート状の防カビ剤などに製品化。アリ学が専門の橋本研究員はこのシートを標本の防虫用にと考えたが、「ヒアリに効果があるのでは」とひらめいた。

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