はぐらかし、強弁の安倍政権 ピントずれた野党…国会の“劣化”を危ぶむ 片山善博氏

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国会のあり方について話す片山善博・早稲田大公共経営大学院教授=早稲田大学の研究室で2019年1月28日、田中成之撮影
国会のあり方について話す片山善博・早稲田大公共経営大学院教授=早稲田大学の研究室で2019年1月28日、田中成之撮影

 通常国会での論戦が29日の参院本会議で始まった。昨年の通常国会では財務省の決裁文書改ざん問題などが発覚し、大島理森衆院議長が「民主主義の根幹を揺るがす」と異例の所感を示す事態になった。片山善博・早稲田大公共経営大学院教授に国会のあり方を聞いた。【聞き手・野間口陽】

数の論理では国民統合できない

 一言で言って国会のチェック機能は劣化し、退廃している。多様な社会では異論、反論が当然あり、その中での合意形成の場が国会だ。政策決定の際は「あとで説明できるのか」と自問自答し、批判も聞いて物事を決めるプロセスが必要だ。

 数の論理で決める安倍政権の姿勢では国論が分裂し、国民を統合できない。遠心力の方が強くなる。いろいろ言われてもはぐらかす、逃げる、強弁を張る、証拠を隠す。とても劣化して退廃したやり方だ。今国会でも、安倍晋三首相の姿勢は変わらないだろう。

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