西部ガス新社長に道永氏 6年ぶりのトップ交代で九州電に対抗

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西部ガスの新社長に決まり、記者会見する道永幸典常務執行役員=福岡市博多区で2019年1月29日、森園道子撮影
西部ガスの新社長に決まり、記者会見する道永幸典常務執行役員=福岡市博多区で2019年1月29日、森園道子撮影

 西部ガスは29日、酒見俊夫社長(65)が代表権のある会長に就任し、後任に道永幸典常務執行役員(61)が4月1日付で昇格する人事を発表した。田中優次会長(70)は相談役に退く。都市ガス小売り全面自由化で九州電力との競争が激化する中、6年ぶりのトップ交代で本格的な事業多角化を目指す。

「特急列車を走らせる」

 「私の役目はちゃんとした列車を走らせることだ。鈍行ではなく特急列車であるのが肝要だ」。道永氏は29日の記者会見で、酒見社長が進めてきた事業多角化の取り組みを「2本のレールを敷いてもらった」と表現。その路線を引き継ぎ、さらに加速させる姿勢を列車に例えて示した。

 事業多角化の背景にあるのは、本業である都市ガス事業を取り巻く環境の厳しさだ。2017年春のガス小売り全面自由化で、九州では九州電力が北九州・福岡地区で都市ガス小売り事業に参入した。九電への契約切り替え件数は今月20日時点で約7万8000件に上り、顧客流出が続いている。

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