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渡りのルートなど生態が謎に包まれている野鳥で国の天然記念物コクガンの一部が北朝鮮に渡っていることが、日米中3カ国の研究者で構成する「コクガン共同調査グループ」の人工衛星による追跡で明らかになった。
グループの代表を務めるバードライフ・インターナショナル東京の沢祐介事業部長が25日夜、根室市で開かれた「ねむろバードランドフェスティバル」(根室市観光協会主催)で発表した。
同グループは昨年10~11月、別海町で12羽に発信器を装着。うち1羽が11月9日に北朝鮮北東部の端川(タンチョン)市に渡ったことが分かった。3日後の12日に電波が途切れ、その後は追跡できていない。それ以外は、琵琶瀬湾(浜中町)、厚岸湾のほか、函館湾や陸奥湾、宮城県の気仙沼、牡鹿半島などに飛来していた。
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