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途上国医療の質、向上に寄り添う 国際保健医療協力に従事する看護師・五十嵐恵さん

国際保健医療協力に従事する看護師の五十嵐恵さん=ベトナム・ハノイで11日、本人提供

 昨年5月にベトナムへの2年間の長期派遣から戻った。今年も立て続けに3度の海外出張があり、多忙な日々を送る。

 勤務先は国立国際医療研究センター(東京都新宿区)の国際医療協力局。名称からは「国境なき医師団」のような救命活動をイメージしがちだが、彼女が主に担うのは、途上国の医療人材育成や医療の質の向上といった制度作りだ。

 2013年、国際協力機構(JICA)の専門家として初めてカンボジアに派遣された際は、国立病院の新生児室のケア向上を任された。毎日のように赤ちゃんが亡くなり「命の重さが国によって違う」という現実。家族が不慣れな手つきで人工呼吸のバッグを使うのを見かねて操作を代わると、スタッフから「あなたがいると家族が決断できない」と注意されたりもした。皆で議論を重ねて作った家族向けのケアの冊子は、今も活用されてい…

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