安倍首相が黒縁眼鏡 「やっぱり似ている」 父の晋太郎元外相に
安倍晋三首相は1月30日に始まった衆参両院本会議の代表質問で、黒縁眼鏡をかけて答弁に立っている。公の場ではあまり眼鏡をかけない首相。父の晋太郎元外相そっくりの容貌に、議員らから「やっぱり似ている」と懐かしむ声が上がった。
晋太郎氏は中曽根内閣で外相を務め、晩年まで北方領土問題を含む日ソ交渉に当たった。1991年4月、晋太郎氏が病身を押してゴルバチョフ大統領(当時)と会談した際には、当時秘書だった安倍首相が付き添った。首相は31日の答弁で「戦後70年以上残された課題の解決は容易ではないが、やり遂げなければならない。平和条約締結交渉をできる限り前進させる」と改めて決意を示した。
首相は昨年12月9日、東京・渋谷の東急百貨店本店で眼鏡を新調。1月23日にスイスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で講演したときも眼鏡をかけていた。【野間口陽】