「お父さんにぼう力を…」父親に渡されていたアンケート 検証 千葉・女児虐待死 中

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千葉県警野田署から千葉地検松戸支部に送検される栗原勇一郎容疑者=千葉県野田市で2019年1月26日、信田真由美撮影
千葉県警野田署から千葉地検松戸支部に送検される栗原勇一郎容疑者=千葉県野田市で2019年1月26日、信田真由美撮影

児相、保護緊急度を「AA」から「B」に引き下げ

 「糸満市から、父親による心愛さんへのどう喝や母親へのDVについては引き継ぎがなかった。どう喝の情報があればすぐに『要保護児童』にしていた」。野田市児童家庭課の担当者は言う。

 糸満市からの引き継ぎとして残されている文書には、次女と母親の体調についてしか書かれていない。これだけでは、市の要保護児童対策地域協議会(要対協)のリストには載らないが、17年10月11日、市職員が自宅を訪ねると、母親が「見知らぬ土地での生活が不安だ」と話したため、心愛さんと次女を「要支援児童」としてリストに載せることが決まった。

 要対協は、野田市、児相、千葉県警野田署、学校の関係者や、民生委員らがメンバーで、虐待の恐れがある児童の状況について情報共有し、それぞれのケースについて支援の仕方を協議している。野田市内だけでリストに載る児童は約170人に上る。

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