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シネマの週末・この1本

バーニング 劇場版 もろく崩れゆく日常

 村上春樹の小説は映像化が難しいと言われる。独特の世界観、文字だから成り立つ非現実的な会話、多用される隠喩。情報量の多い長編はなおさらだ。しかし掌編のような短編「納屋を焼く」に目をつけた韓国の巨匠イ・チャンドンは、原作のエッセンスを残しつつ大胆に脚色し、驚くべき換骨奪胎をやってのけた。

 ジョンス(ユ・アイン)は大学出だが、就職に失敗した作家志望の青年だ。彼は見違えるほど美しくなった幼なじみの女の子ヘミ(チョン・ジョンソ)と再会し、肉体関係を持つ。ところがアフリカ旅行にたったヘミが、年上の裕福な男ベン(スティーブン・ユァン)を伴って帰国し、ジョンスは胸騒ぎを覚える。

 若者の就職難が深刻な現代の韓国に置き換え、格差社会の底辺を生きるジョンスを主人公にした物語は、彼の…

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