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学芸記者の文学碑散歩

俳人・小野蕪子 岡湊神社(芦屋町船頭町) 「花と龍」の敵役を活写 /福岡

 古くから商業都市、貿易中継港として発展した芦屋は、歴史に名を残す人物を数多く輩出している。ここで生まれ育った小野も言論、文学、書道、絵画、陶器、古美術など多方面に才能を発揮したスケールの大きな人だった。

 浪音より松籟高き二月かな

 句碑は生前の1935(昭和10)年、小野の俳句の友が発起人となって浜崎海岸に建立し、後に現在地に移った。郷里の風情を詠んだ句がはめ込まれている。本人自ら小冊子「松籟集」をつくり、序文に「私の知らない間にすすめられ、私がまごまごしているうちに碑ができてしまった。句集さへ出さなかった私としては幾ら面の皮が厚くても恥ずかしい」と書いている。

 本職は記者。17歳で朝鮮新報に入社して新聞人となってから、人生は大きく開けていく。20歳の春、徴兵…

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