【ワシントン中井正裕】米連邦準備制度理事会(FRB)は1月30日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明文で、世界経済の先行き不透明感を背景に、追加利上げを一時休止することを示唆した。2015年12月から利上げ局面が続いてきたが、今後の政策金利の調整について「忍耐強く対応する」と明記し、経済情勢が悪化すれば利下げにも動ける様子見の姿勢に転換した。
FRBは昨年12月の前回会合で、19年の利上げ見通しを「2回」と示していたが、今回の声明では「段階的な利上げ」の文言を削除した。政策金利は2・25~2・5%に据え置いた。
この記事は有料記事です。
残り1400文字(全文1661文字)
毎時01分更新
20日に就任する米国のバイデン新大統領の下、日米・米中関係…
◇宇佐見(うさみ)りんさん(21) 「胸いっぱいです」。率…
2021年は主な国際機関のトップを選ぶ五つの選挙が予定され…