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「引退も考えた」遅咲きの中国電・岡本、北海道に続く連勝に照準 別大毎日マラソン3日号砲

北海道マラソンで優勝した岡本。別大毎日では「マラソン2連勝」を目指す=札幌市中央区で2018年8月26日、貝塚太一撮影

 第68回別府大分毎日マラソン(毎日新聞社など主催)は3日正午、大分市の高崎山・うみたまご前をスタートする。出場選手の中で東京五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を持っているのは3人。その中の1人が国内招待選手で最年長の岡本直己(34)=中国電力。「2、3年前には引退を考えていた」と語るベテランが、昨夏の北海道マラソンに続くマラソン2連勝を狙う。

     5年前、現在の自分の姿は想像できなかったという。一般的に身体能力が衰えていく30代に入ってからの進化。「自分でも不思議な感じがする」と肩をすくめて笑う。

     鳥取・由良育英高(現鳥取中央育英高)―明大を経て2007年に入社。全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)や、中学時代から出場する都道府県対抗駅伝ではエース格として好走を続け「ミスター駅伝」の異名も持つ。

     一方、マラソンではなかなか結果が出なかった。駅伝では武器になったスピードが、42.195キロの長丁場で持続しなかった。引退も頭をよぎる中、約1年前に練習法とシューズを大きく変えた。「どうせなら思い切り」と、月平均の走行距離を1000キロから700キロに減らした。シューズも日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)らが着用する厚底タイプに変え、疲労がたまりにくいように工夫した。

    昨夏の北海道マラソンに続く優勝を目指して調整する中国電力の岡本=広島市で2019年1月29日、生野貴紀撮影

     効果はてきめんだった。一般参加だった昨年8月の北海道マラソンを2時間11分29秒の自己ベストで制し、MGC出場権を獲得。35キロ付近で「これまではなかった」という体の軽さを感じたという。年が明けても好調は続き、ニューイヤー駅伝はエース区間の4区で区間2位。都道府県駅伝では鳥取代表として17人をごぼう抜きし、広島陸協が急きょ設けた「いだてん賞」を受賞した。

     3度目となる別大毎日は9月のMGC本番をにらみ「優勝」をターゲットにする。「年齢も年齢なので、一本一本(のレースを)これが最後だと思って走っている」。覚悟を持って臨むつもりだ。【生野貴紀】

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