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揺れる東方正教会/3 大国の対立と連鎖 「独立に米関与」で応酬

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ウクライナ正教会の「独立」を歓迎するウクライナ東方カトリック教会のイホール・コシック神父=米ロサンゼルスで2018年12月20日、ルーベン・モナストラ撮影
ウクライナ正教会の「独立」を歓迎するウクライナ東方カトリック教会のイホール・コシック神父=米ロサンゼルスで2018年12月20日、ルーベン・モナストラ撮影

 「これまでロシアは管轄下にあるウクライナの信者を洗脳してきた。ようやくロシアから自由になれる」。米西海岸ロサンゼルス。正教会の儀礼を取り入れたウクライナ東方カトリック教会のイホール・コシック神父(41)は興奮気味に話す。

 米国の映画の都ハリウッド周辺には、旧ソ連出身者が少なくない。キリスト教東方正教会の最高権威であるコンスタンチノープル総主教庁(トルコ・イスタンブール)が1月初旬、ウクライナ正教会の「独立」を認めたことに対し、ウクライナ系のコシック神父は喜びをあらわにした。

 一方、コシック神父の教会の近所にあるロシア正教会のアレクサンドル・レベデフ神父(68)の反応は全く逆だ。「ウクライナ正教会の独立は米国にとって利益になる。米国が後押ししたのは明らかだ」と指摘し、背後に「米国の関与」があったことを疑う。

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