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千葉県内で活躍する「あの人」にインタビュー。悩みや楽しみ、展望を聞きました。

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美容師 吉沢智洋さん(29) /千葉

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外見変えて脱ひきこもり

 ひきこもりに苦しむ人たちのヘアカットをして、外出を後押しする我孫子市のグループ「ビューティフルライフプロジェクト」(BLP)の代表を務める。「美容師として幅広く活動したい」と目標を話す。

 プロジェクトは、JR我孫子駅近くにある勤務先の美容室「アブニール我孫子店」で、定休日を利用して活動する。「外見を変え、自信をつけてもらおう」と、アパレル店長やバーのマスターらメンバー4人と有料でカット、ファッションスタイリング、メーク、人生相談などの総合美容イベントを開いている。

 吉沢さん自身、ひきこもりを経験したことが、活動のきっかけ。中学2年の時にいじめに遭い、半年間学校に行けなかった。家族の雰囲気も悪くなり、家にいるのも嫌になった。「どうにかしないといけないな」。気分転換に一人で向かった先は近くの美容室だった。シャイで髪形をうまく伝えられなかった吉沢さんに、30代の男性美容師が優しく接してくれたのに感動した。その後、学校にも通えるようになり、美容師を志したという。

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