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クローズアップ2019

INF崩壊 米露軍拡、新段階 欧・アジア高まる緊張

地上発射型の中・短距離ミサイル(射程500km以上)を保有する主な国々

 冷戦終結につながる緊張緩和をもたらした米露間の中距離核戦力(INF)全廃条約が死文化しようとしている。米露とも条約上の義務履行を停止すると宣言し、ミサイル開発強化の姿勢を鮮明にした。双方が欧州やアジアに配備すれば、軍事的緊張が高まることは必至。日本の安全保障環境にも大きな影響を与えそうだ。

 「米国だけが条約に縛られる唯一の国であってはならない。我々は軍事的対応の選択肢の拡大を進めていく」。トランプ大統領はINF条約離脱を表明した1日の声明で強調した。ロシアに対抗する新型兵器開発として有力視されるのは、海上発射型の巡航ミサイル「トマホーク」の地上発射型への改良などだ。

 北大西洋条約機構(NATO)もロシアの条約違反を理由に米国のINF条約離脱決定を支持。ただ、ストル…

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