防衛大いじめ訴訟5日判決 母親が再発防止を訴え

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遺影のように黒く縁取りされた息子の写真など上級生らからのいじめの証拠を示し取材に応じる母親。「防衛大は悪い伝統を絶って」と訴える=福岡市中央区で2019年1月30日午後6時14分、平川昌範撮影
遺影のように黒く縁取りされた息子の写真など上級生らからのいじめの証拠を示し取材に応じる母親。「防衛大は悪い伝統を絶って」と訴える=福岡市中央区で2019年1月30日午後6時14分、平川昌範撮影

 防衛大学校の学生寮(神奈川県横須賀市)で上級生らから暴行を受けたとして、福岡県内に住む被害男性(24)が国と上級生ら8人に慰謝料など計約3690万円の損害賠償を求めた訴訟のうち、上級生らについての判決が5日、福岡地裁(足立正佳裁判長)で言い渡される。訴訟では防衛大で陰湿ないじめがまん延していたことも判明しており、男性の母親(53)は「防衛大は悪い伝統を絶ってほしい」と訴えている。

 自衛隊が災害救援に当たる姿に憧れて入隊を志した男性は、福岡県内の高校卒業後の2013年春に防衛大に入学した。訴状によると、男性は入寮後間もなく、上級生らから、消毒用アルコールで体に火を付けられる▽殴る蹴る▽机などを荒らされる▽男性の写真を遺影のように加工して無料通信アプリ「LINE(ライン)」で流される――などのいじめや暴行を受けて体調を崩し、15年3月に退学した。

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