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経済 春闘 昨年とはひと味違う

金属労協の職員によってボードに書き込まれる労使交渉の回答=東京都中央区で2018年3月14日、竹内紀臣撮影

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柳原美砂子やなぎはらみさこ 毎日新聞まいにちしんぶん 経済部けいざいぶ副部長ふくぶちょう

 としも「春闘しゅんとう」がはじまりました。はたらひとたちのグループ「労働組合ろうどうくみあい」がまいとしはる会社かいしゃ経営者けいえいしゃたちに賃金ちんぎんアップや、はたら環境かんきょうくすることを交渉こうしょうする運動うんどうです。はたらひと一人ひとり一人ひとり立場たちばよわいので、一致いっち団結だんけつして交渉こうしょうすることで要求ようきゅうれてもらおうと、1950ねんだいからおこなわれています。

     安倍晋三あべしんぞう総理大臣そうりだいじんはここすうねん春闘しゅんとうわせて、会社かいしゃ経営けいえいするひとたちに「賃金ちんぎんげなさい」ともとめてきました。安倍総理あべそうり労働組合ろうどうくみあいひとではありませんが、賃金ちんぎんがれば、はたらひとたちがおかね使つかうようになり、景気けいきくなるとかんがえたからです。実際じっさいにこの5ねんかんは、おおくの会社かいしゃ賃金ちんぎんげました。政府せいふ賃金ちんぎんアップのはたやくになったので、最近さいきん春闘しゅんとうは「官製かんせいくにがつくる)春闘しゅんとう」とばれました。

     でも、経営者けいえいしゃひとたちは、政府せいふいなりで賃金ちんぎんげるのは面白おもしろくないようです。としは「賃上ちんあげは政府せいふたのまれてするものではない」として、労働組合ろうどうくみあいとの交渉こうしょうによって自分じぶんたちでめるとっています。

     さらに、毎月まいつき給料きゅうりょうげにかぎらず、もうかったときはらうボーナスをやしたり、はたらきやすい環境かんきょうつくったりすることで、労働組合ろうどうくみあい納得なっとくしてもらおうとする姿勢しせいせています。景気けいき状態じょうたいがいつまでつづくか見通みとおせないなか毎月まいつき給料きゅうりょうげることに不安ふあんかんじているのです。

     労働組合ろうどうくみあいも、としすこ様子ようすちがいます。自動車じどうしゃメーカーの労働組合ろうどうくみあいは、みんな一緒いっしょだった賃上ちんあげの目標もくひょうがくかかげることをやめました。中小企業ちゅうしょうきぎょうはたらひとあいだでは「大企業だいきぎょうほう賃金ちんぎんたかい」と不満ふまんつよく、おながく賃上ちんあげではちぢまらないとかんがえたためです。

     ただ、労働組合ろうどうくみあいなかには「おな目標もくひょうかかげて交渉こうしょうしないとちからよわまってしまう」と心配しんぱいするこえもあります。政府せいふたよらない春闘しゅんとうでどれだけ賃上ちんあげを実現じつげんできるのか。交渉こうしょう結果けっか注目ちゅうもくされます。


     経済部けいざいぶで、省庁しょうちょう銀行ぎんこう、メーカーなどの取材しゅざい担当たんとう趣味しゅみ散歩さんぽ山歩やまあるき。学生時代がくせいじだい少林寺拳法しょうりんじけんぽうをやっていました。1973年福岡県生ねんふくおかけんうまれ。好物こうぶつは、博多はかたではなまべることがおおいサバ。

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