メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「暴行止めず共謀」母を傷害容疑で逮捕 千葉の女児虐待死

暴行事件のあったマンション=千葉県野田市で2019年1月26日、信田真由美撮影

 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡した事件で、県警は4日、傷害容疑で逮捕した父勇一郎容疑者(41)の暴行を制止しなかった共謀にあたるとして、同じ容疑で母親のなぎさ容疑者(31)を逮捕した。捜査関係者が取材に明らかにした。

 捜査関係者によると、勇一郎容疑者は1月24日午前10時~午後11時20分ごろ、自宅で心愛さんに冷水のシャワーをかけたり、首付近を両手でわしづかみにしたりしてけがをさせたとして翌25日に逮捕された。なぎさ容疑者は暴行当時、自宅にいながら、勇一郎容疑者が暴行するのを止めなかったという。

 一方、なぎさ容疑者は勇一郎容疑者からドメスティックバイオレンス(DV)を受けていたことが判明している。一家が野田市に転居する前に暮らしていた沖縄県糸満市には、なぎさ容疑者の親族から「勇一郎容疑者からDVを受けている」との情報が寄せられていた。また、心愛さんを一時保護した際には、千葉県柏児童相談所に、なぎさ容疑者が「今もDVを受けている」と打ち明けていた。

 捜査関係者は「勇一郎容疑者による虐待が常態化する中、心愛さんへの暴力がなくなったら自分に矛先が向くと考え、マインドコントロールされていたのではないか」と話している。

 県警によると、1月24日午後11時10分ごろ、勇一郎容疑者から「風呂場に連れて行き、娘ともみ合いになった後、意識がなくなった」と110番があり、駆け付けた救急隊員らが心愛さんが死亡しているのを発見した。同28日に司法解剖したが、死因は分からなかったという。

 事件を巡っては、心愛さんが当時通っていた小学校のいじめ調査アンケートに「お父さんにぼう力を受けています」「先生、どうにかできませんか」などと訴えていた。市教育委員会は「個人情報で本人同意もない」と拒否したが、勇一郎容疑者が心愛さんの「同意書」を持参し、一緒にいたなぎさ容疑者も本人が書いたと話したことから写しを手渡したとしている。【信田真由美、加藤昌平】

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 北海道地震でデマ 道警、警戒呼びかけ「本震が来る」「中国の実験が原因」 鳩山元首相投稿も
  2. 堀ちえみさん、11時間にわたるがんの手術終わる 夫がブログで報告
  3. ORICON NEWS 堀ちえみ『金スマ』で涙の告白 当初は緩和ケア望むも、娘の一言でがん闘病決意
  4. 落語家の笑福亭松之助さんが死去、93歳 明石家さんまさんの師匠
  5. 受験と私 鳩山由紀夫さん「東大の合格確率は5%以下だった」

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです