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「障害」表記を「障碍」へ 兵庫県宝塚市

 兵庫県宝塚市は、市が作成する公文書で「障害」を「障碍(がい)」と表記する方針を決めた。「害」には他人を「害する」などの否定的なイメージがあり、「妨げる」という意味の「碍」を使う方が「しょうがい」の本来の意味にふさわしいと判断した。市によると表記変更に踏み切った自治体は全国で初めてという。

 法令・公用文書に使われる漢字は「常用漢字表」に基づく。「碍」は2010年の常用漢字表改定で検討対象となったが最終的に追加されなかった。

 ただ、東京五輪・パラリンピックを控え、衆院文部科学委員会と参院文教科学委員会が昨年、「碍」の常用漢字表への追加を検討するよう決議。これを受けた文化審議会国語分科会が同年11月、「相応の審議を必要とする」と結論を先送りした上で、「地方公共団体や民間の組織が常用漢字表にない『碍』を用いて表記することを妨げるものではない」との見解を示した。

 宝塚市では従来、平仮名で「障がい」と表記してきたが、この見解を受けて「碍」の使用を検討。これまでにも市民から「碍」を使用するよう要望が寄せられていたことから、表記の変更を決めた。

 2月中旬に開会する市議会定例会で中川智子市長が表明する方針。条例や法律用語、固有名詞などを除き、市の判断で変更可能な施策や通知文などの公文書、表彰状、ホームページ(HP)、広報誌などを順次変更するという。

 軽度の統合失調症の家族がおり、3年前から市に要望していた豊田徳治郎さん(83)=同市=は「全国に広がってほしい。常用漢字に採用される動きにもつながってほしい」と話している。【土居和弘】

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