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はや2くん質問箱

アンテナが地球に向いていないときは交信できないのでは?

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 Q 地球と通信するために「はやぶさ2」に付いているアンテナは、エンジンに対して固定されていますよね。でも、必ずしもそのアンテナが地球に向いているとは限りませんよね。そのときは地球と交信できないのではないかと思いますが。もし、全方向性で交信できれば、「『はやぶさ』が帰り際に交信できなくなったようなことは起こらないのでは?」と思いますが。教えてください。(鈴木一茂・54歳)

 A はやぶさ2には、地球と通信をするためのアンテナが3種類付いています。一番目立つのが、機体上部に付いている円盤型の大きな二つの「ハイゲインアンテナ」で、出力が大きいため高速の通信ができます。このアンテナを使うときには、探査機の姿勢を調整してアンテナが地球の方向を向くようにします。

 二つ目は「ミドルゲインアンテナ」と呼ばれるものです。ホーン型のアンテナで、ハイゲインアンテナと同じように探査機の上面に付いています。ミドルゲインアンテナはある程度向きを変えることができるので、探査機の姿勢がある範囲にあれば、地球との通信が可能です。ただし、探査機の姿勢によっては使うことができません。

 三つ目は「ローゲインアンテナ」と呼ばれ、最も出力は低いので通信速度は遅くなりますが、指向性が広いアンテナです。ローゲインアンテナは、探査機の上面に一つ、下面に二つ取り付けられています。ローゲインアンテナを使えば、探査機がどのような姿勢にあっても通信をすることができます。はやぶさで一時通信が途絶えたのはアンテナの問題ではありません。燃料漏れによって姿勢制御ができなくなり、太陽電池に太陽の光が当たらなくなって発電が止まってしまいました。そのために、通信も止まってしまったのです。


 探査機「はやぶさ2」の旅や機体のこと、小惑星リュウグウの素顔、太陽系探査のこれからなど、なんでもQ&Aを紹介します。「!」や「?」がいっぱい見つかるはずです。このコーナーは、日本惑星協会の「『はやぶさ2』どんなことでも質問 ” 箱 ”」から許可を得て転載しています。質問がある場合は、同協会のウェブサイトから投稿してください。

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