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野放しのネット空間 匿名ヘイトスピーチと戦うには 侮辱罪適用ハードル高く「法整備急げ」

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在日コリアンの少年が受けたヘイトスピーチについて、記者会見で説明する弁護団=東京都千代田区で2019年1月16日、井田純撮影
在日コリアンの少年が受けたヘイトスピーチについて、記者会見で説明する弁護団=東京都千代田区で2019年1月16日、井田純撮影

 総合病院や有名企業、歴史のある寺が1月下旬、ホームページに謝罪文を相次ぎ掲載した。勤務・所属する人物によるインターネットでのヘイトスピーチ(差別扇動表現)に関するものだった。いずれも匿名の発信者が特定された事例だが、この何万倍ものケースが事実上野放しになっている。【井田純】

 「病院としての指導が足りなかったと認めざるを得ません」。埼玉県済生会川口総合病院(埼玉県川口市)に勤務する男性麻酔科医が、ツイッターでヘイトスピーチを投稿していたことについて、管理部門の担当者はこう語った。この医師は匿名アカウントを使って「反日野郎は死んでしまえ」「韓国は犬」などと繰り返し書き込んでいた。

 アカウントのプロフィルに「麻酔科医」と記していたことから、ツイートを見た人が、「施術の際に何されるか」と懸念を伝えると、「されないようにね」と返信。さらに別の人がコリアン差別の恐怖を表明すると、医師は「もはや精神病のレベルですね。可哀想に。措置入院をおすすめします」などとツイートした。

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