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第94回センバツ高校野球

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飛翔

センバツ山梨学院 第1部・道のり/3 秋の県大会決勝、東海大甲府戦 優勝への執着、裏目に /山梨

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2018年秋の県大会決勝で敗れ、ベンチ前に整列する山梨学院の選手たち=甲府市で、金子昇太撮影 拡大
2018年秋の県大会決勝で敗れ、ベンチ前に整列する山梨学院の選手たち=甲府市で、金子昇太撮影

 <第91回選抜高校野球>

硬くなり、ミス連発

 秋の県大会は順当に勝ち進んだ。準々決勝は駿台甲府を2-1で、準決勝の甲府工は7-5で降した。堅守で接戦をものにした。

 決勝戦の相手はライバル校の東海大甲府だった。準決勝まで4試合すべてでコールド勝ち。打線に迫力があり、投げてはエースの加藤匠投手(2年)が23イニングで38奪三振と圧倒的なピッチングをみせていた。

 先制したのは山梨学院。二回、四球で出塁した高垣広大三塁手(同)が、栗田勇雅捕手(1年)の二塁打で一気に生還した。

 幸先のよい出だしに見えたが、ベンチの空気は重かったという。4番に座った菅野秀斗二塁手(2年)は相手の加藤投手の球に驚いた。「コントロールが良く、球威や変化球の切れもワンランク上。打てるわけがない」

 磨いてきた守備も乱れた。三回、先発の相沢利俊主将(同)が痛打され、同点に追いつかれた。2死二塁の場面で、代わった中込陽翔投手(同)の初球。打球は、高垣選手の正面に飛んだ。ピンチを切り抜けたと思われたが、ボールがグラブからこぼれた。「やってしまった。ここで抑えれば逆転は防げた」

 ミスは続く。2死満塁から浴びた右前適時打の処理で、宮崎一樹右翼手(同)がまさかの暴投。この回に計4点を失い、試合は決した。2-5。菅野選手は「夏の県大会で(東海大甲府を破って)優勝しているという意地、秋の県大会を1位通過するという執着で、硬くなってしまった」と反省した。

 「このままではセンバツどころか夏の大会も危うい」。大会後、吉田洸二監督は新チームの現状を後ろ向きに総括した。【金子昇太】=つづく

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