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第94回センバツ高校野球

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米東・選手紹介 第2部/2 福島康太内野手/福島悠高内野手 /鳥取

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 <第91回選抜高校野球大会 センバツ>

守備の要、全幅の信頼 福島康太内野手(2年)

米子東の福島康太内野手=鳥取県米子市勝田町の同校で、園部仁史撮影 拡大
米子東の福島康太内野手=鳥取県米子市勝田町の同校で、園部仁史撮影

 主将として「康太がいないチームは信じられない」と全幅の信頼を置かれる。紙本庸由(のぶゆき)監督には「チームで一番うまい」と言わしめるほどの守備の要でもある。

 日々大切にしているのは基礎練習。キャッチボールでもただ捕球して返すのではなく、指のかかり具合や送球のスピードは常に意識する。自主練でもゆっくり転がる球をさばく動作を繰り返し、体にたたき込む。

 試合で周囲から「好プレー!」と声が飛んでも納得がいかないのか首をひねってしまう。目標が高いからこそ無意識に出てくる所作なのだという。

 一番の課題は体重をもっと増やすこと。身長164センチと決して大柄ではない。入部時より10キロ増えたがまだ60キロ。1日に1キロ以上の米、大好きな肉を食べ続け、ウエートトレーニングに日夜励んでいる。【園部仁史】

打率4割、不動の4番 福島悠高内野手(2年)

米子東の福島悠高内野手=鳥取県米子市勝田町の同校で、園部仁史撮影 拡大
米子東の福島悠高内野手=鳥取県米子市勝田町の同校で、園部仁史撮影

 185センチ、95キロの不動の4番。堂々とした体から豪快にバットを振るスタイルと、食事ではご飯を次々おかわりするさまからプロ野球・西武の中村剛也内野手のあだ名にちなみ「山陰のおかわり君」の異名をとる。

 森下祐樹投手(2年)に誘われ小3から野球を始めた。当時から体格がよく、打撃はパワーに頼りがちだった。高校入学後、ネット記事で知った「本塁打に力は要らない」という本家・おかわり君の言葉に影響を受けた。

 それからは余分な力を抜くことを意識し、変化球にも柔軟に対応できるように。打率もチーム唯一の4割台と安定している。甲子園では「本塁打を打つのが理想。ただそれよりも大事な場面で勝負を決める打点を上げたい」と力を込める。

 将来の夢は実家の農家を継ぎ、大好きなお米を育てることだという。【園部仁史】

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