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待ったなし 難しいまげとの別れ=武藤久

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 「横綱の引き際は難しい」という。2場所連続優勝した翌場所に2勝3敗で引退を決めたのは第50代横綱・佐田の山。58代・千代の富士は昇進した時、師匠(52代・北の富士)と「辞める時はきっぱりと」と誓い合った通り31回目の優勝を遂げた後、途中休場、全休、そして3場所目に1勝2敗となったところで「体力の限界、気力もなくなり引退」の文句を残して潔く土俵を降りている。

 また65代・貴乃花のように、日本中を感動させた67代・武蔵丸との決定戦で優勝してから7場所連続全休するなど復活できなかった例もあり、辞め時の難しさを感じさせてきた横綱は少なくない。稀勢の里は第72代横綱になって2年12場所、その間で皆勤したのはわずか2場所だけ。貴乃花同様人気力士だったから、期待を背にした土俵への強い思いゆえ、まげとの別れに悩んだのかもしれない。

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