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たしなみの文化考

/20 漫画家・細川貂々さんの文楽 こまやかに、人形たちの生気

一人遣い用の人形を手に笑顔を見せる細川貂々さん=大阪市中央区で、望月亮一撮影

 <くらしナビ・カルチャー>

 『ツレがうつになりまして。』などの作品で知られる漫画家の細川貂々(てんてん)さん(49)は、4年前から国立文楽劇場(大阪市中央区)の文楽公演に欠かさず足を運んでいる。宝塚歌劇の大ファンでもあるが、関西ゆかりの伝統芸能の舞台にはひと味違う魅力があるそうだ。

 1月下旬の午後、「初春文楽公演」でにぎわう劇場で落ち合った。まずは「資料展示室」へ。台本にあたる「床本」や三味線などの道具に触れるコーナーで一人遣いのツメ人形を手にした細川さんは首(かしら)をクイッと動かし「可愛いです」とにっこり。三人遣いの人形はこまやかな表現力を持つ。この人形が、細川さんを文楽の世界に引き込んだ。

 2015年春、仕事で縁のあった宗教学者で僧侶の釈徹宗(しゃくてっしゅう)さんに誘われたのが最初だった。「ドロドロした物語なのに、人形が演じると不思議に美しかった。別世界に旅したような気分になるのも経験のない感覚だった」。義太夫節に残る古い大阪弁も魅力的だったという。

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