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「アベノミクスは偽装だ」 野党、賃金上昇の「幻」主張 統計不正で国会論戦

「賃金上昇」をめぐる政府と野党の対立点

 厚生労働省が公表する「毎月勤労統計」の不正をめぐり、野党は5日の衆院予算委員会で、政府が賃金上昇をより高く見せる「アベノミクス偽装」を行ったと追及し、反論する政府側と応酬を繰り広げた。野党側は統計不正に関わったとして更迭された厚労省の前政策統括官の予算委出席を求めるが、「守り」を固める与党は認めていない。【大久保渉、影山哲也】

 5日の衆院予算委員会では、実質賃金の「参考値」が争点の一つになった。毎月勤労統計では、集計方法の不正とは別に2018年1月に調査対象事業所の一部の入れ替えが行われたが、厚生労働省は統計の連続性を確保するため、17、18両年で入れ替わらなかった事業所だけを抽出して参考値を作成した。ただ参考値を公表しているのは名目賃金だけ。名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金では公表していない。

 厚労省がまとめた18年1~11月の実質賃金は6カ月が前年同月比マイナスとなっているのに対し、野党は独自試算した参考値だとマイナスは9カ月になるとして「アベノミクス偽装だ」と追及。5日の委員会でも国民民主党の玉木雄一郎代表は政府に実質賃金の参考値の公表を要求。根本匠厚労相は野党側試算がおおむね合っていることを認めたものの、野党要求はかわし続けた。

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