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世界の雑記帳

M・アリと対戦のオランダ人元ボクサー、番組きっかけに再び脚光

 [コシャリスタ(ブルガリア) 3日 ロイター] - 約40年前に元世界王者のモハメド・アリと対戦した元オランダ代表ボクサーが、ドキュメンタリー番組を契機に再び注目を浴びている。

     ルディ・ルバースさん(73)は1964年と68年のオリンピックに出場経験を持ち、70年にプロへ転向。73年にインドネシアのジャカルタでアリとこぶしを交え、12回判定負けを喫した。この時12万5000ドルを稼ぎ、精神的に強くなったという。

     引退後、遊園地などで数年間働いたが、パートナーのリアさんが99年に破産宣告を受け、ホームレスに。レバノン、モロッコ、エジプト、ポルトガルなどを点々とし、数年前にこのブルガリアにたどり着いた。

     凍りつくような寒さの中、壊れた小型トラックで、リアさんや16匹の犬と生活する。「犬がこんなにいては、家には住めない」という。電気も水もトイレもない。

     前週に母国オランダで放映された番組がきっかけとなり、経歴に大きな注目が集まるようになったものの、暮らしは苦しく、近隣住民から食べ物や服を支援してもらっている。

     オランダではかつてのヒーローの困窮ぶりに衝撃が広がり、クラウドファンディングで1万2500ユーロ(約157万円)が義援金として集まった。2年間疎遠になっていた息子とも連絡が取れた。

     アリとは対戦後も親交があったもようで、何年も後でオランダに来て「ルディ、君は私に何かを教えてくれた人間の中で、唯一の白人だ」との言葉をかけてくれたという。

     ボクシングについては「愛しているが、以前とは変わった。もっと戦闘的になってしまった」と昔を懐かしむ様子を見せた。

     *写真が正しく表示されなかったため、再送します。

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