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第94回センバツ高校野球

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飛翔

センバツ山梨学院 第1部・道のり/4 県大会2位、春諦めきれず… 主将の一言で前向く 課題見つめ直し努力 /山梨

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山梨学院の野球部寮で夜のミーティングを開き、プレーの改善を選手たちに求める相沢利俊主将(奥)=甲府市で、金子昇太撮影 拡大
山梨学院の野球部寮で夜のミーティングを開き、プレーの改善を選手たちに求める相沢利俊主将(奥)=甲府市で、金子昇太撮影

 <第91回選抜高校野球>

 「1位で通過できなければ、夏に向けた準備を始める」。秋の県大会が始まる直前、吉田洸二監督は山梨学院・砂田球場で集まった選手たちにきっぱりと伝えた。

 県大会が準優勝に終わったことで、山梨学院の練習メニューの半分は吉田監督の言葉通り、夏に向けた体力強化に変わった。

 「監督は正しい。でも関東大会に向けた練習をしたい気持ちもあった」と菅野秀斗選手(2年)。野村健太選手(同)も「県大会の敗戦を引きずっていて、雰囲気が良くなかった」と回想する。

 チームを前に向かせたのは、主将の一言だった。10月上旬、砂田球場裏にある野球部の寮。相沢利俊主将(同)が恒例となっている1日の終わりのあいさつをした。「県大会は2位だったけれど、センバツに出られるチャンスはある。棒に振るのはもったいない。このチームは変わったって思ってもらえるよう監督を見返そう」。その場にいた野村選手は「あれでスイッチが入った」と振り返る。

 選手たちは自身の課題をそれぞれ見つめ直し、改善への努力を重ねながら、主力が中心となって対戦相手を徹底的に分析した。関東大会まで残り3週間。山梨学院は、それまでと全く異なるチームに生まれ変わろうとしていた。【金子昇太】=つづく

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