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がん大国白書

国民の2人に1人ががんになるという「がん大国」日本におけるがん医療、がん対策に迫ります。

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その日に備えて/5 補完代替医療のみは危険 科学的証明なし、食事療法など 生活の質、改善には効果も

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夫と営む農園で取れたイチゴでジャムをつくる内布恵美子さん
夫と営む農園で取れたイチゴでジャムをつくる内布恵美子さん

 医師に頼らず、健康食品でがんを治そうとする人は少なくない。食事による治療効果を強調するビジネスも存在するが、どこまで期待できるのか。その「実力」を振り返る。【高野聡】

 「玄米食や野菜スープなどいろんな食事療法をやりましたが、どんどん体調が悪くなりました」。熊本県錦町で夫とともに自然栽培の「錦自然農園」を営む内布恵美子さん(54)は約1年前、標準治療の一つである抗がん剤の利用を拒否した日々をこう振り返る。

 2016年秋、リンパ節転移のある進行性の大腸がんが判明、大学病院で抗がん剤治療を始めた。ところが直後から極度の冷えや手足のしびれ、味覚障害などの副作用が表れた。内布さんは「自分には合わない」と考え、使用から1週間で主治医に治療の終了を依頼した。

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