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寄稿

追悼・橋本治さん 権威から自由 批評鋭く=橋爪大三郎(社会学者)

橋本治さん=石井諭撮影

 訃報を聞いて言葉を失った。早いよ。早すぎるよ。私も七○歳だが、この年で亡くなるなんて。偉大な才能が、ああ、逝ってしまったよ。

 橋本治さんは三月生まれ。一○月生まれの私より一年先輩だ。東大駒場祭の、「とめてくれるなおっかさん/背中のいちょうが泣いている/男東大どこへ行く」のポスターが評判になった。東映のヤクザ映画もどきで、歌舞伎風の味付けだ。たちまちキャンパスの有名人になった。本郷の教室で、休んだ日のノートを貸してあげたことがある。その程度のつきあいだが、大変聡明(そうめい)なひとだった。

 卒業後、『桃尻娘』シリーズで橋本さんはあれよあれよという間に有名になった。編み物もイラストもうまい。才能がありすぎて何でも出来てしまう。そして、数えきれない本を書き続けた。そのほんの一部しか、私は読めていない。

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