トランプ米大統領は5日の一般教書演説で、最大の公約であるメキシコとの「国境の壁」建設への執着を示す一方、野党・民主党との妥協点を探る考えも明らかにした。日程を発表した米朝首脳会談では、合意内容に確信のないまま「開催ありき」で突っ走る姿勢が鮮明になった。共通して見えるのは、ロシア疑惑や人事の混乱で体力を奪われ、「戦利」に焦る姿だ。
「我々は数十年におよぶ政治的行き詰まりを打破できる」。トランプ氏の80分以上に及んだ演説では随所に…
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