久保利明王将(43)に渡辺明棋王(34)が挑戦し、栃木県大田原市のホテル花月で始まった第68期王将戦第3局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、大田原市など後援、囲碁・将棋チャンネル協賛)は6日午後6時1分、久保が54手目を封じて1日目を終えた。持ち時間各8時間のうち、消費時間は、渡辺2時間51分、久保4時間38分。7日午前9時に再開する。
渡辺が連勝して迎えた第3局。久保は3局連続で中飛車を選択したのに対し、渡辺は2枚の銀を前線に繰り出す急戦策で対抗。午後3時すぎに渡辺は、30分近く考えて4五桂(35手目)と先に戦いを仕掛け、桂馬を交換した後、9三歩(51手目)から久保の香車をつり上げて端に嫌みを付けた。渡辺が銀交換を挑んだ局面で封じ手の時間となった。第2局まではじっくりした展開だったが、本局は早くも勝負どころを迎えた。
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