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トランプ氏「私と金氏の関係は良い」トップ交渉に自信

演説前、ペロシ米下院議長(右)と握手するトランプ大統領。ペロシ氏の隣はペンス副大統領=ワシントンの連邦議会で5日、AP

 【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は5日夜(日本時間6日午前)に連邦議会の上下両院合同会議で行った一般教書演説で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との2回目の首脳会談について「2月27、28日にベトナムで再び会う」と表明した。「やるべきことは多く残っているが、私と金氏の関係は良い」と述べ、北朝鮮の非核化を巡るトップ交渉に自信を見せた。また、2020年大統領選での再選に向け、公約であるメキシコ国境の壁建設について「私が建設する」と改めて強い意欲を示した。

     トランプ氏は演説で「大胆な新しい外交の一環として、朝鮮半島の平和に向けた歴史的前進を続ける」と強調。北朝鮮が核実験やミサイル発射実験を停止していることを成果として挙げ、「私が大統領になっていなければ、北朝鮮と戦争になり数百万人が犠牲になっていたと思う」と主張した。だが、焦点の北朝鮮非核化の具体的な工程についての言及はなかった。

     昨年11月の中間選挙の結果、上下両院の多数派が異なるねじれ議会になっていることを受け、野党・民主党には政治的行き詰まりの打破に向けた「新たな連帯」を呼びかけた。その一方で、重要政策は維持する姿勢は崩さず、国境の壁建設の必要性も強調。不法移民に家族を殺害されたという米国人の体験や、壁建設により治安が回復したとする国境の町の例を紹介し、「壁は機能し、我々の命を守る」と語った。

     また「偉大な国は終わりなき戦争を戦わない」と宣言し、在外駐留米軍縮小の方針の正当性も改めて強調。01年に開戦し米国史上最長の戦争になっているアフガニスタン戦争に関し、駐留米軍の削減に向け旧支配勢力タリバンと協議していることを明らかにした。米議会などでは治安悪化への懸念から米軍撤収に反対の声が根強いが、トランプ氏は「少なくとも平和へ踏み出す時が来ている」と反論した。一方で「(タリバンと)合意できるかは分からない」と述べた。シリア駐留米軍撤収の方針も改めて表明した。

     貿易摩擦が激化する中国に対しては、習近平国家主席に敬意を表しながらも「米国の知的財産を盗み、雇用と富を奪っている」と指摘。「不公正な貿易慣行を終わらせ、(対中)貿易赤字を減らすための構造改革」を求めた。

     一般教書演説は内政・外交の施政方針を示すもので、トランプ氏にとっては就任後2回目。当初は1月29日の予定だったが、壁建設を巡る与野党の対立により政府予算が成立せず、政府機関が一部閉鎖された影響で1週間延期された。

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